慶應経済は科目が少ない分、一つの科目でやらかすとかなり高い確率で落ちます。
特に英語は合格者が軒並み安定して高得点を取ってくる科目なので、受かりたいならばまず安定して高得点が取れる必要があるでしょう。
そこで今回は、2017年に慶應経済に合格した現役生が、慶應経済英語の時間配分、問題傾向、おすすめの参考書を紹介したいと思います!
慶應経済英語:全体的な問題傾向と試験時間
慶應経済英語の問題内容・試験時間は以下のようになります。
・試験時間:100分
・問題数:5
・長文2~3題(最近は3題が多い)、英作文2題
・長文1つの語数:900語前後(出されるのが2題の場合一つにつき1000語強)
・大問4・5は大問1-3の長文である程度点数を取っていないと採点されない(足切り)
問題量はかなり多いですが、制限時間をフルで使っても終わらない!という量ではありません。何回も過去問を解いておけば、時間間隔もわかってきます。
また、慶應経済英語全体の傾向として満遍なく難しい、というのが特徴としてあると思います。
この問題はめっちゃ簡単!みたいな問題はなくて、どれも骨がある問題です。以下、各種問題の攻略点を紹介していきたいと思います。
各種問題対策
第1~第3の英語長文問題について
1~3の長文問題は恐らく90点くらいの配点です。
そもそも問題文が特殊
問題は全てマーク式です。マークと聞くと簡単そうに思いますが、そもそも話の内容が難しいのが特徴です。
経済学部なんで金融系の話が出てくるんですけど、そもそも前提知識を知らないとかなり厳しいように感じます。
私が受けた2017年の時にはちょうど東大理一と併願して受けに来ていた知人がいたんですけど、金融系の話が全然分からず慶應経済には落ちました。(理一には受かりました)
こんな感じで英語はできても学問に対してあまり興味がないと長文でやらかす可能性が高いです。長文対策を始める前に自分がちゃんと経済学に興味を持っているか確認しましょう。
また理系の方で慶應経済を受けようと思っている方はこちらの記事を読んでおくことをおすすめします。
でも、問題はそんなに難しくない
確かに長文そのものは難しいですが、実際に聞かれる問題はそんなに難しくありません。
全部読まなくてもわかる文法問題も結構あり、実際やってみると思ったよりは・・・と思うのではないでしょうか。
長文も特殊性が高いとはいえ経済や環境に興味がある人にとってはおなじみのテーマの長文も多いです。それゆえ多少わからない単語があっても意外と最後まで読めたりします。
量が多いことについつい圧倒されがちですが、実際そこまで難しくありませんよ。
足切りにならないよう、長文は満点を狙おう
マーク式は結構簡単なので、英作文と比べて高得点を狙うことができます。運が良ければ満点も見えてくるでしょう。
しかしここでやらかすと足切りをくらいます。どれくらいで足切りになるかはわかりませんが、個人的には正答率が6割以下だったら足切りを食うと思います。
というか、マークで6割以下だと他の教科がどんなに良くてもきついです。6割は死守、目標は8割越えくらいがいいと思います。
マークで落とさないためにも、長文がスラスラ読めるようになりたいという方はこちらの記事を読んでみてください!
英作文第4問、和文英訳について
第4問は唯一他の大問と接点がなく、独立しているのが特徴です。比較的簡単な部類なので、確実に取りに行きましょう。
詳細な対策の仕方はこちらの記事を読んでください。
英作文第5問について
第5問は、慶應経済英語の全ての問題の中で一番の勝負所になります。詳しい対策の仕方についてはこちらの記事を読んでください
分野別おすすめの参考書
それぞれおすすめの参考書と使い方をまとめました。
英単語対策
英単語帳は2冊使うのがおススメです。私はシステム英単語と速読英単語を使いました。
2冊使うことで比較的単語の穴がなくなります。また、他の人より多めにやっているというのは結構自信になります。
詳しくはこちら↓↓↓
英文法対策
英文法も絶対に落とすわけにはいかないので、2冊ほど回しておくことをおすすめします。
私はvintageとアップグレードを使いました。
2冊もやれば慶應経済英語の文法問題で落とすことはほとんどありません。
詳しくはこちら↓↓↓
英語長文対策
英語長文は基礎英語長文問題精講と英語長文問題精講をやることをおすすめします。
文章の質が非常に高いのでおすすめです。他にはやっておきたいもおすすめですが、どっちを使うか迷っている人は下の記事を読んでみてください。
詳しくはこちら↓↓↓
英作文対策
英作文は例文を100本暗記してそれを適当にペーストしていればいい文章が書けるようになります。
私はz会の「英作文のトレーニング」の巻末例文100本を覚えました。
ドラゴンイングリッシュでもいいので100本覚えればかなり書けるようになります。詳しい使い方は下二つの記事に載せました。
また、英作文対策はいつから始めればいいの?という方はこちらの記事を読んでみてください。
まとめ:慶應経済英語はまんべんなく対策すれば意外と簡単
慶應経済英語は3科目の中で最も重要な位置づけなので、対策にかなり時間を費やしますが、頑張って問題をやってみると意外と簡単です。
努力が実りやすい教科だと思うので、頑張ってください。
コメントを残す