慶應を受験すると決め、本屋に行ってみると、大半の人は英単語帳が多すぎて混乱すると思います。どれも微妙に違うからいやらしいですよね
僕も受験期に気になっていたことなので、この記事では慶應一般入試の合格者27人(調べた方法はのちに紹介します)からどんな単語帳を使っていたかを調べ、どういう使い方をしていたのかをまとめました。
それぞれの単語帳のメリット・デメリットと、どんな人に向いているかまでまとめたので、慶應受験生は英単語帳選びの参考にして下さい。
慶應生27人の英単語帳使用リスト
まずは英単語帳の使用状況調査の結果です。2冊以上使っていた場合、別々にカウントしました。()内は使用者の人数です
・シスタン(10)
・鉄壁(10)
・リンガメタリカ(8)
・単語王(6)
・DUO(5)
・速読英単語必修編(5)
・英検一級出る順パス単(4)
・速読英単語上級(3)
・ターゲット1000(3)
・toeic 金のフレーズ(3)
・スタディサプリ英単語(2)
・ユメタン1(2)
・ユメタン2(2)
・ユメタン3(1)
・英単語ピーナッツ(1)
・mikan(1)
・出る順スピードマスター(1)
・data base4500(1)
・data base5500(1)
どうやって調べたの?
スタディプラスを現役で使用していた時、友達だった人のアカウントの教材リストから掲載させてもらいました。

スタディプラスは合格者の使っていた参考書を手軽に調べられるので、気になった受験生は使ってみるいいと思います
ほとんどの慶應合格者が英単語帳を2冊以上使っている
今回調べた中で、1冊で大学受験の勝負に出ている人は27人中2人しかいませんでした。平均2~3冊、多い人は4冊といった感じですね。
多くの人は勉強の過程で英単語帳を
収録語数の少ない1冊目を長期間徹底的に取り組む
→2~3冊目で単語数の多いものを選び、短期間で1冊目の単語不足と多義語を補う
という風に使っていました。僕もシステム英単語の後に速読英単語を復習のため使ったところ、システム英単語の不足をかなり補えたので、2冊以上を使うことをおすすめします
1冊目にはこれを使え!一番最初のおすすめ英単語帳3選
慶應を受ける場合、入試で合格点を取るために覚えるべき単語数は大体4000語になります。
ですが最初の1冊から4000語を網羅したレベルの英単語帳を使うとパンクするので、まずは2000語レベルのものから使っていきましょう。
1冊目は上でも人気が高かった以下の3冊がおススメです
システム英単語
スタディサプリ・mikan
以下、それぞれの参考書のメリット・デメリットをまとめました。3つとも全く違いますよ
一問一答形式!ターゲット1900のメリット・デメリット
・連動アプリ(ターゲットの友)が楽しい
・使っている人が多いから安心感がある
・1問1答なのですぐ覚えられる
・一問一答形式のため多義語に弱い
英単語使用者データでもシスタン・鉄壁と並んで一番多かったターゲットは、僕の高校時代も周りでもっとも使っている人が多かった参考書です。
みんな使っているので、一緒に英単語でクイズを出しあったりすることができます
ちなみに一問一答なので本気でやりこんだ人は1ヶ月くらいで覚えられますね。僕の教室には高3の4月が始まってから3週間ですべて覚えたやばい人がいました。
ただ多義語に弱いので、慶應受験生はこれ以外にもう一つやる必要があります
この単語帳は
・早く一冊目の単語帳を終わらせたい
ちなみにこれを使ってみてレベルが高い!と思った人は1000をやってから1900に戻るのがおススメです。背伸びして自分のレベルに合わない単語帳を使うのは避けましょう。
万能!安心!システム英単語のメリット・デメリット
・やりこんでしまえばこれ一冊でも合格できる
・使っている人が多いから安心感がある
・英文を覚えるのが苦痛な人には向いてない
・付属CDがまあまあひどい
僕も使っていたシステム英単語は、ミニマルフレーズという短文をひたすら覚えていくのがウリです。
単語だけ覚えるより単語を含んだ文で覚えたほうがいいでしょ?というのが作者の意図だと思いますが、ぶっちゃけ名詞は単語で覚えたほうが早いなとは思っていました。(結局ミニマルフレーズは全部覚えましたけどね)
ミニマルフレーズを覚えていくので、ターゲット1900より覚える時間はかかります。
だいたい3ヶ月くらいでしょうか。でも多義語まで網羅しているので、これ一冊で大学受験は戦えますよ。
この単語帳は
・単語帳を一冊で済ませたい人
僕がシステム英単語を使ってみた感想はこちらの記事に載せてあるので読んでみてください。
楽しすぎ?スタディサプリ・mikanのメリット・デメリット


・ゲームなので楽しい
・すぐ覚えられる
・合格者であまり使っている人がおらず不安
・飽きやすい
・選択式なので本当に覚えているか自信が持てない
この2つのアプリは似ているのでひとくくりに紹介します。2つの違いを知りたい方はこちらの記事をどうぞ
このアプリのいいところはゲーム形式なので勉強だと思ってやる必要がないところです。ゲームを普段からやりこむ癖がある人は1ヶ月もすればほとんど覚えられます。
ただその覚えた英単語も、本当に覚えられてるの?と聞かれたらちょっと自信がなくなってしまうのがこのアプリの短所。
選択肢の4択中3つを見れば消去法で正解がわかるので、始めたばかりのころは正解しても本当に覚えた!と自信が持てません。
ですが何回も復習して正解を積み重ねていけば、4択形式でもちゃんと覚えられます。ガンガン回してください。
英単語クイズにどんどん正解できるあの感覚はかなり気持ちよく、
・高1・高2でまるまる英語をさぼっていた人
・ゲーム好きな人
におすすめです。
2冊目以降の英単語帳ルート4選
2冊目以降は1冊目から語数が増えただけで、あまり内容が変わらない単語帳も登場します。
1冊目に選んだ単語帳から次にどの単語帳を使うべきか、周りでよくあった使い方は以下の通りです。
・リンガメタリカで英単語兼長文学習
・単語王やtoeic金のフレーズでさらに語彙力を強化する
・鉄壁で廃人神の道へいく
以下、それぞれの使い方を説明していきます。
速読英単語必修・上級で知らない単語をカバー
速読英単語は長文を読むことで自分の知らない単語を一気に洗い出すことができます。
入試直前の1月とかにやるとおすすめですね。
システム英単語を速読英単語で復習する詳しい使い方はこちらの記事にまとめました
リンガメタリカで英単語兼長文学習
リンガメタリカは英単語帳と長文問題集の中間のような参考書で、単語力を鍛えつつテーマごとの長文を読むことができます。
長文ごと暗記してしまうと一気に英語力が上がるんだとか。
単語王やtoeic金のフレーズでさらに語彙力を強化する
ターゲット1900・システム英単語・アプリのいずれかを十分にこなした後は
・英検一級出る準パス単
・toeic金のフレーズ
・data base4500か5500
それぞれ最初の単語帳とかぶる語彙が多いので、早めに周回して語彙の不足を補いましょう。使い方はシスタンやターゲットと大して変わりません。
鉄壁で神の道へ
東大の中でもやばい人しか使うイメージのない単語帳ですが、派生語が多すぎるだけで重要単語は普通の単語帳と同じです。
ちなみに派生語を全て覚えるのはほぼ不可能なので注意してください。
使い方は、重要単語だけを覚えた、暇なときに流し読みするのがいいと思います。
個人的にはこの単語帳を辞書的に使うのもおすすめです。
長文の中で難しく覚える必要がありそうな英単語が登場しても、この単語帳に載っていなかったら覚えなくて大丈夫でしょう。
ただ、これを人前で持っていると、かなりの確率で周りから東大志望と思われます(笑)
自分にあった単語帳で合格しよう
ここまでおすすめの英単語帳を紹介してきましたが、実際に単語帳を選ぶときは本屋でじっくり見てから決めてください
また、単語帳を買いに行く時、余計な参考書を買わないためにこの記事も読んでおくことをお勧めします
単語帳を選ぶときは、単語帳の内3分の1くらいを知っているくらいのレベルの単語帳を選ぶのがポイントです。
自分に合った単語帳を見つけ、受験勉強を頑張ってください
ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメントを残す