英語のノートは他の科目と違って、ノートのまとめ方が段違いに難しいですよね。
予習ではノートの左側にコピーを貼ってみたものの、右側はスカスカに・・・。
授業中は先生の解説した英文をいちいち写すのもめんどくさいので、コピーした長文にそのまんま書き込みを入れてみたら、行間が短いからぐちゃぐちゃで見づらくなってしまい、書いた内容がほとんど無駄になってしまって・・・。
このようにせっかくノートを書いているのに、復習できない”ゴミノート”を作成して時間を無駄にしていませんか?
しかし、この記事で書いた通りにノートを作成すれば、自分の英語問題集用ノートがちゃんと復習にも使える”ノート”として機能するようになります。
僕は高校生だったころ、結構いい加減に英語のノートを書いていたのですが、ちゃんと本で調べてノートのまとめ方を意識したところ、板書をうまく整理できるようになり、英語の成績も大幅にアップしました。
そこで今回は英語のノートをうまくまとめ、大幅に成績を上げる5つのコツをご紹介します!
英語のノートをまとめる目的をタイプ別にはっきりさせよう
英語の問題演習ノートを作るのは非常にいいことですが、自分がなんでまとめているのかわからない場合はまずノート作成の目的を確認しましょう。
英語文法問題集用ノートを作る目的
文法問題集ノートは主に授業で答えのついていない文法問題集を使っている人が作るノートです。作る目的には以下の2つがあります
・板書の文法解説、派生単語や語源をノートにまとめるため
・あとで復習するため
先生の解説や派生単語、授業中の雑談自体は結構覚えやすいものがあるので(先生にもよりますが)こまめにノートにまとめておくことをお勧めします。中途半端に内職していると時間を無駄にするだけです。
ですから、暗記用に答えが問題のすぐそばについているようなものはあまり問題集ノートを作成する意味がありません。
わざわざノートを作成する必要のない参考書というのは、こういうのとか
こういうのですね
これらは完全に独学で問題演習をするためのものです。この答え付き文法問題集のノートを作るのは時間の無駄なのでやめましょう。
学校で使っている文法問題集はこのように大体英文中の()内に特定の単語を入れたり、選択肢を選ぶものではないでしょうか。

こういう答えのついてない問題集を授業で使っている人は、これから解説するノートの書き方を実践すれば大幅に英語の理解力が高まります。ぜひ読んで下さい
英語長文問題集用ノートを作る目的
長文問題演習ノートは学校・予備校・独学を問わず作成するとおもいます。長文問題集ノートを作る目的は以下の3つです
・長文を隅から隅まで分解し、語彙・文法の抜け穴を埋める
・長文をスラスラ読めるようにする
・あとで復習しやすくする
長文問題演習ノートもしっかりまとめる癖をつければ成績は大幅に上がるのでお勧めです。
よく長文を解いたままにしてしまう人を見るのですが、あれは実にもったいないです。多読して長文読解力を上げたい場合は長文問題集を使うより普通に簡単な洋本を買って読んだほうが良いので、洋本をお勧めします。
大学入試用の英語長文をしっかり読めるようになりたいならば、こまめに長文のノートを作りましょう
そして、文法・長文問題集用のノートどちらにも言えるのが、手を抜くとただ時間の無駄になるということ。ノートづくりには精を出しましょう
英語文法問題演習ノート作成時の2つのコツ
コツ1:予習の段階では英文の写しと回答、解説用の余白を作っておく
文法問題演習ノートは問題の英文+解説を中心にノートを作成していました。多分これが一番効率的だったと思います。
この英文は予習の段階で全部書いておき(あるいはコピーして貼る)、問題と問題の間に適度に余白を作ってから次の英文を書きましょう
コツ2:授業中は丸付けと板書の解説を写すことに専念する
授業中は予習の段階で作った問題の間に板書の解説を書きこむことを徹底していました。僕の現役時代の先生は問題中の英文の派生単語をよくしゃべる人だったので、かなり集中して書きこんでいました。
英語長文問題演習ノート作成時の3つのコツ
コツ1:予習段階で英文の写し、知らない単語は調べておく
予習の段階で図の左側、本文のコピーや英単語は調べておきましょう。
僕は長文問題は基本的に英語長文問題精講を使っていたのですが(【6step】英語長文問題精講で長文読解力を上げるたった1つの使い方)、例えば慶応の入試問題のように800語クラスの英文をノートにまとめる場合は、英文を2分割して次のページにまとめ直したほうが良いと思います。
また、本文中は知らない単語を黄色、構造がわからない文にオレンジで下線を引いていました。非常にノートが見やすくなるので、自分で好きな色を引いておくのが良いと思います。
コツ2:特定の英文だけ書き、ポイントを右にまとめておく
授業中、先生が板書に長文中の英語を書いて文法や派生単語を解説していくと思います。しかし、これらをすべて写すのは時間的にきついものがあり、僕の場合は自分で本当に難しい英文のみを板書から選んで書いていました。
最初のうちは板書をすべて写していたので1ページにまとまりきらないことが多かったのですが、自分で英文法の独学を始めてからは授業中にノートに写す必要のある英文は2~3本になりました
板書をよく見ると、かなり基本的な文法で、自分が書く必要がないものが結構あります。自分で必要な英文を選んでみてください。
コツ3:授業後にノートの足りない部分を補う
授業後にノートの確認をすると、結構書き忘れがあります(単語の書き忘れとか)
そういうものは後になるほど直すのがめんどくさくなり、しまいには忘れるので早いうちに直しておきましょう。
英語のノートは丁寧にまとめればまとめるほど成績が上がる
今回は英語のノートのまとめ方を文法、長文問題集に分けて書いてみました。
英語のノートづくりは意外とめんどくさくて、適当にやってしまいがちですが、自分で授業中にしっかりまとめることを意識すると脳の中で情報が整理されて、何回も問題集を周回して暗記するより早く覚えることができます。
英語のノートを作成するときは、見やすさ・授業の再現性の高さを意識してノートを書いてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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