大学入試を受けるなら、否が応でも避けられないのが英語の長文問題
でも、この長文は基礎レベルの単語・文法を習得した人でも苦手な人は多いですよね。
特にレベルが上がってくると、「語彙・文法が簡単なものなら1000字以上だろうとスラスラ読めるのだけれど、2つのレベルが上がったとたん500字以下でも読むのがきつくなる」という現象が起きます。
僕も受験生の8月頃は、長文で難解な語彙が連続で出てくるとつまづいてしまうことと、英文解釈で読み違えてしまうことに頭を悩ませていました。
それまでは「基礎英語長文問題精講」を使っていたのですが、一通り解き終わってしまったこともあって発展版の「英語長文問題精講」を使い始めました!
最初は「基礎英語長文問題精講」との内容の違いに驚きましたが、この英語長文問題精講はうまくノートにまとめていくことで効率的に演習・復習することができます。
そこで今回はこの英語長文問題精講の適切なレベル、おすすめの使い方を6stepでご紹介します!
英語長文問題精講はうまく使えば成績が跳ね上がる!
英語長文問題精講は一個下のレベルの基礎英語長文問題精講より解説内容がさっぱりしていて、思ったより使い方に苦労すると思います
ですが、自分が長文を読めない原因を分析し、自分なりの使い方を確立することで英語長文問題精講はとても有効に使うことができます。
では、長文が読めない原因とはなんなのでしょうか?
英語長文が読めない原因
英語長文が読めない原因は大きく分けて
①英文中の単語が読めない
②英文の正しい文法的な読み方がわからない
の2つです。
語彙・文法を強化していけばどちらの問題にも対処していけるのですが、難関大学の入試問題では特定の数行だけ、原本を異様に難しく改造していることがあります。
これがいわゆる「途中までスラスラ読めてたんだけど、途中から長文が読めなくなる現象」です。
この特に難しい1~2文のあとは、比較的読みやすくなっていたりするのですが、難しい部分を読み切れないと後の内容がわからないようになっていることが多いです。
この英語長文問題精講ではこの特に難しい1~2文が大量に出てきます。大体下線が引かれているので、意識して解きましょう。
英語長文問題精講の1問ごとの内容
英語長文問題精講は全部で60問収録されており、20問ごとにレベル分けされています。
1問の語数は大体500~700前後ですが、どれも東京一工や早慶の入試問題から抜き出してきた難問奇問ばかりなので、語数でレベルを判断するのはやめたほうが良いと思います。
また、一問ごとに難しい単語の意味、【研究】と題された本文中の重要な一文の解説、全訳と応用問題(重要類題が)ついています。本文を一文ごとに詳しく解説しているのではなく、明らかに難しい文に重点をおいて解説しています。
長文問題精講のレベルと事前にやっておくべき参考書
この長文問題精講では、特に難しい1~2文以外のところはスラスラと読める必要があります。文章の出展は過去問が多く、すでに過去問をギリギリ自力で解けるぐらいの実力が必要です。ですので、個人的には以下のような人が使うべきだと思います。
・第一志望のレベルが早慶上智以上
・下で紹介するレベルの英単語・英熟語・英文法を一通り終えた人
・過去問を解こうと思えば解けるが、長文でいまいち失点している人
下線が引かれていない普通の部分の文章でもmarchレベルの単語・文法をクリアしていないと厳しいので、この参考書に取り掛かる前に以下の参考書を取り組みつつ並行してやるか、終わらせておくことをお勧めします
単語帳
「英語長文問題精講」の後半に入るとこの2つの単語帳のうちのどちらにも入っていないような単語もかなり出てきます。
それらの単語は推測であてにいくか鉄壁(鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁)を使うしかないので、この2つの単語帳のうちどちらかを完璧にしておくことをおすすめします。
文法
こちらも英文法の欄はほぼ完璧に覚えないときついです。単語と同様、長文問題精講の中にはこれらの文法問題集に載っていないような問題も出てきます。しっかりやりこんでおきましょう。
長文問題集
長文問題集はこのどちらか一つをしっかりやっておけば大丈夫です。僕は一個下のランクである「基礎英語長文問題精講」を終わらせました。
英語長文問題精講を効率よく使うための6step
ここまで紹介してきた英語長文問題精講ですが、残念なことにいろいろな人がバラバラなやりかたで使用しています。
ひたすら問題を解くだけで、復習を全くしないのは損です。
ここでは僕が使っていたおすすめの、ノートにまとめる使い方を紹介します!
STEP1:まずは演習用のルーズリーフと解説用ノートを用意する
僕はまず問題をルーズリーフで解いて、問題を紙に貼り付けて重要な英文を理解していく手法を取りました。
ルーズリーフがなければ白紙でもいいのですが、ノートはドット付きのものがどの教科で使ってもまとめやすいので買いだめしておくことをお勧めします。
STEP2:1問20分でルーズリーフに問題を解く
問題を解いてみましょう。1問20分、難しそうな場合はもっと時間をかけてもいいかもしれません。
ここで特に気を付けてほしいのは、時間を気にしないことです。
この参考書は特に目標回答時間などもついておらず、時間内に解くというよりは、しっかり時間をかけて満足のいく回答を作ったほうが良いと思います。
和文英訳問題について
よく和文英訳問題が文中で出てくるのですが、これは主に国公立向けの人の問題で、私大専願の人が正確に和訳する必要はありません。
ただ、「英文が読めている」というのはとても大事なので、正確じゃなくとも意味が分かる程度に翻訳・意訳しておいたほうが良いと思います。
STEP3:解いた後は本文をコピーし、ノートの左側に貼る
本文をコピーし、ノートの右側に貼りましょう。このとき、
・わからない単語は黄色
・構造がわからない文はオレンジ
でマーカーを引きます。その他気になるところがあったらシャーペンで丸をかこっておくといいかもしれません。
STEP4:単語はノートの左下、文は右上にまとめる
授業用ノートと同じで、わからない単語は左下、わからない文は右上にまとめます。見やすいようにリスト形式にするのがおススメです
STEP5:重要問題を解き、右下にまとめる
重要問題も同じようにコピーし、単語・文をまとめていきます。STEP1~5までをまとめると以下のようなノートができると思います。
僕は受験勉強をしていた時、この型のノートを作成して勉強していました。
内容が多かったらルーズリーフでつぎ足すなどして、うまくまとめてください

英文ノートの配置
STEP6:夜寝る前にノートを開いて、もう一回長文と重要な文を読む
寝る前に今日やった分をもう一回復習しましょう。
音読もいいですが、夜はうるさいので僕は読むだけにしていました。
この復習は何度も行えるよう、ノートは懇切丁寧に作りましょう
まとめ:英語長文問題精講は1文ごとに区切って使おう!
英語長文問題精講は過去問に向かう前にもう一つ読解力を上げたい人や、過去問を解いてもなかなか伸び悩んでいる人向けに、長文中で出てくる特に難しい1文を解説している問題集です。
長文を読むときは1文1文しっかりと読んでいきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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