こんにちは!わたがしです。
今回は区分1で都立高に転入する方のために転入の仕方を詳しく解説します。区分1の方は、試験に落ちる危険性はあるものの、基本的に区分2の方より有利です。対策を怠らなければ受かる可能性は十分にあります。
①そもそも区分1と区分2は何が違うのか

以下、教育委員会の抜粋です
ア 全日制課程(以下「全日制」という。)
(ア) 募集区分1(転勤等による都外からの一家転住者)
以下の全てに該当する者
a 高等学校等の在籍者
b 保護者(本人に対し親権を行う者であって、原則として父母、父母のどちらかがいない場合は父又は母のどちらか一方、親権を行う者が死別等でいない場合は後見人をいう。)の転勤等に伴い、保護者と共に都内に転入した者、又は保護者と共に入学日までに都内に転入することが確実な者
c 保護者と同居している者で、都内に住所を有し、入学後も引き続き都内から通学することが確実な者、又は都外在住者で保護者と共に入学日までに都内に転入することが確実な者で入学後も引き続き都内から通学する者(イ) 募集区分2(一般)
以下の全てに該当する者
a 高等学校等の在籍者
b 保護者と同居している者で、都内に住所を有し、入学後も引き続き都内から通学することが確実な者、又は都外在住者で保護者と共に入学日までに都内に転入することが確実な者で入学後も引き続き都内から通学する者
なお、募集区分1に該当する者は、募集区分2に応募することもできる。
わかりやすい話が引っ越し等でやむなく東京に生活拠点を移さなくてはならない生徒が区分1に該当します。ここで大事なのは、新しい住所が都内であれば、入学日まで別の住所であっても構わないということです。試験のために引っ越しを前倒ししたりする必要はありません。
また、都内での引っ越し(例えば八王子から葛飾への引っ越し)で、通学時間が大幅に増えたため現在の高校に通えなくなった場合は、区分2に該当します。
ここで二つ目の下線に目を通していただきたいのですが、区分1の方は区分2に応募することができます。これは要するに、以前の募集で区分1の枠を使い切った学校でも、区分2の募集をしている学校には応募可能ということです。
転入試験の募集をしている都立高なら区分1の方はどこでも応募できるので、この点は区分2よりはるかに優位でしょう。都内の引っ越しで区分2に該当してしまう方でも、後述する志願理由作成の面で普通の区分2の方よりははるかに優位に立てると思います。
②私は区分1!でもこれから何をすべきなの?

・前の学校の先生に東京に出て行った生徒がいないか聞く
少なからず前の学校から東京に出て行った生徒はいると思います。学校の先生に昔そういう生徒がいなかったか聞きましょう。昔の教え子がどの高校に行ったかまでは言わないと思いますが、偏差値がどれくらいの高校に行ったのかや、簡単な受験指導をしてくれると思います。また、あなたの成績を見ておすすめの受験校を伝えてくれるかもしれません。先生と相談して対策を立てましょう。
・自分の偏差値といきたい都立高の偏差値をすり合わせる
ここで大事なのは、自分の高校の偏差値で高校を選ばないということです。たとえあなたの高校が偏差値70の進学校でも、その中で中の下くらいの成績であれば同じレベルの高校には進学できないと思ってください。あと、東京の偏差値は都外とは基準が違います。数字を見て判断するのはやめましょう。
志望校を偏差値で絞る有効な手段としては、
・志望校の高校入試の過去問を解く
・志望校の進路実績を見る
があると思います。志望校の高校入試でだいたいその学校の実力がつかめると思います。また、進路実績では大学名の違いこそあれ、旧帝大や早慶の合格者数が似ている学校は大体同じレベルの高校です。
・学校見学に行く
自分の志望校をいくつか選定したら、東京に来て志望校を巡りましょう。個人的には5校くらいにしぼれば大丈夫だと思います。平日でもアポイントをとれば学校見学は受け付けてくれますよ。高校によって雰囲気が違うので、よく見ておきましょう。東京から距離が遠い学校から転入しようとしている生徒は、このタイミングで1度東京に遠征したほうが良いと思います(東京だー!ってテンションが上がって自分の雰囲気に合わない学校に入ってしまう人が何人かいます。学校はよく見ましょう)
・願書を書こう、勉強しよう
志望校を決めたらいよいよ願書の作成です。志願理由は普通に転勤のためでいいでしょう。あとは試験日まで勉強を頑張ってください
・当日試験を受けて、合格をつかむ
いよいよ試験です。頑張って合格をつかみましょう。
最後に:転入試験の危険性について

以上区分1の方向けに転入試験の対策の仕方を書きました。無事に合格できることをお祈りしています。
ここまでの文章を読んでいると転入試験は一見簡単そうに見えますが、結果だけ見ると実はとんでもなく難しいです。
平成29年度第一学期都立高等学校補欠募集(実施結果 学校別一覧
によると、実は区分1受検者の3分の1が落ちています。落ちた生徒はそのまま定時か通信に通うしかありません。転入試験のリスクは想像以上に大きいです。
せっかく東京に受検しに来たのに、全落ちは避けたいですよね。そこで当サイトでは転入試験受検者のために「都立高転入のための基礎資料」を配布しています。内容は以下の通りです。
①実際に受けた転入試験の内容(試験内容・時間割、各科目の問題の内容(一部過去問あり))
②実際に転入試験の面接でされた質問
③実際の試験・面接の様子
④2校目の先生が教えてくれた「大事なこと」とは
⑤試験の配点、1回目の試験で落ちた点数、2回目の試験で受かった点数
⑥僕の身の回りで合格した人の話
⑦実際に書いた転学理由
⑧都立から都立への転入は可能か
⑨受験校の選び方(転入先の高校はどのくらいの偏差値がよいのか)
⑩転入すると決めたら実際にすべき行動
・・・・・
などなど、転入に必要な、僕が都立高の転入試験を受検したときに喉から手が出るほど欲しかった情報を全て詰め込みました。また、資料には1回目の転入試験に落ちた場合絶対に知っておかなければならない「そのこと」を書き加えてあります。合格を保証するものではありませんが、これがあれば合格の可能性は大幅に上がると思います。
この内容を知っていなければ僕は都立高に受かってなかったと思います。それくらい貴重な情報です。
ただ、長すぎるのと若干個人情報が含まれているのでレポートにしてあります。
読者の方が無事に合格するために作りました。下のリンクから詳細を見ることができます。詳細を見たい方はクリックしてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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